一般的にはあまり知られていないが、珪藻土には大きな特徴が三つある。○土に粘りと弾性があり、ゴムに似た挙動を示すこと。○多孔性で脆いにもかかわらず、吸水しても焼いても長さの変化が極めて少ないこと。○ひび割れや目地など材料の隙間の上に塗っても、下のひび割れの形が出ないこと。最近では、珪藻土に特殊な固化材を入れて不溶化させたものが、屋上防水の補修部分や屋根の断熱材として適応され始めている。数十年を経過してひび割れた防水層の上に、珪藻土を数センチ塗ると、不燃性と断熱効果により暑さからも解放される。珪藻土は、主に岡山県、東北地方、能登半島、北海道から産出される。特に、能登半島は、その大地の七割が珪藻土からできている。珪藻土の固まりといってもいい。建築材料だけでなく、珪藻土の用途は、レンズの研磨材、七輪の材料、ビールのフィルター材として、その用途は実に幅広い。産地ごとに珪藻の種類が違うので、用途が微妙に違うのはおもしろいところである。
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