住宅問題は民主主義の課題

2011.12.09

私は、学生時代に住宅問題を初めて勉強し始めました頃に、『住宅問題』を読みました。住宅問題というのは、資本主義的矛盾である、だから、資本主義の体制がなくならない限り、住宅問題はなくならない、というふうに書いてあるのです。大変失望、落胆しました。私が生きているうちに、住宅問題はなくならないのかなあ、と思ったのです。けれども、だんだんわかってきたのです。住宅問題は、確かに資本主義体制の基本的矛盾でありますけれども、民主主義の課題だということが、勉強していくうちにわかってきたのです。

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すべての人の人権を尊重する、という民主主義の思想が、徹底されるならば、資本主義の社会の仕組みの中でも住宅問題は解決していく。逆に言えば、社会主義になれば自動的に住宅問題が解決するというふうに、私は学生時代に思っていましたけれども、そんなことはない。ご存知の通りソビエトにも中国にも、いまだに住宅問題は残っております。もちろん、家賃は資本主義の国とは比較にならないほど安いですが、大都市での住宅不足は続いています。私自身、中国に研究旅行に行ったときに、住宅事情をずっと視察させてもらって思いましたけれども、まだまだですね。何十年もかかると思います。




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